TLR7と自己免疫
免疫センサーは、なぜ自己を攻撃するのか。
重症SLEで見いだしたTLR7機能獲得変異を起点に、応答閾値とRNAリガンド認識の変化が自己免疫を駆動する仕組みを、ヒト細胞と疾患モデルの両面から解析します。
- SLE
- TLR7
- RNA sensing
- ligand specificity
IMMUNOLOGY × HUMAN GENETICS
Kazuyuki Meguro
臨床で見いだした稀な変異を、分子機構と疾患モデルで検証し、
診断と治療へつなげる。
千葉大学 国際高等研究基幹 / 千葉大学医学部附属病院
アレルギー・臨床免疫学|M.D., Ph.D.
02 / RESEARCH
患者で見つかった遺伝学的手掛かりから出発し、
免疫疾患の因果メカニズムを実験的に解き明かし、治療に応用します。
免疫センサーは、なぜ自己を攻撃するのか。
重症SLEで見いだしたTLR7機能獲得変異を起点に、応答閾値とRNAリガンド認識の変化が自己免疫を駆動する仕組みを、ヒト細胞と疾患モデルの両面から解析します。
一つの変異から、ヒト免疫の原理を読む。
先天性免疫異常症や免疫調節異常症の患者ゲノムを解析し、候補変異の機能を分子・細胞レベルで検証します。診断にとどまらず、宿主防御と免疫恒常性の原理を明らかにします。
稀な症例を、次の診断と治療につなげる。
臨床表現型、全エクソーム解析、機能評価、疾患モデル、オミクスを往復しながら、病態の因果連鎖を検証します。ヒトとモデル動物の差異を意識したトランスレーショナル研究です。
03 / FOR THE PUBLIC
免疫は、細菌やウイルスから私たちの体を守る仕組みです。 しかし、その働きが強すぎたり、向かう先を間違えたりすると、 自分自身の体を傷つける免疫疾患が起こります。
私たちは、患者さんの遺伝子に見つかった小さな違いを手掛かりに、 病気が起こる仕組みを実験で確かめ、新しい診断法や治療法へつなげる研究を進めています。 希少な病気の研究には、長い時間と継続的な支援が必要です。 皆さまからのご寄付は、遺伝子解析、細胞や疾患モデルを用いた検証、 そして治療候補を患者さんへ届けるための研究を支える力になります。
千葉大みらい医療基金からご支援いただく場合は、 寄付金の活用先に「目黒免疫遺伝子研究」「アレルギー臨床免疫学 目黒和行」とご記入ください。
04 / SELECTED WORKS
Takayama A, Meguro K, et al. · Frontiers in Immunology 17:1849090
成人期に診断されたXLAの遺伝学的・機能的解析
Yamauchi H, Hino M, Meguro K, Yamashita Y, et al. · Case Reports in Hematology 2026:1949986
新規PRF1 A21V変異を含むFHL2の遺伝学的・機能的解析
Takayama A, Meguro K, et al. · medRxiv
TLR7のリガンド特異性変化とヒトループスを結ぶ研究
Ham H, Jing H, Lamborn IT, et al. · Science 385:eadd8947
ヒト遺伝学からT細胞シグナルのクロストークを同定
Zhang Q, Bastard P, Liu Z, et al.; COVID Human Genetic Effort · Science 370:eabd4570
重症COVID-19を引き起こすTLR3・IRF7依存性I型IFN免疫異常の同定
Meguro K, et al. · Arthritis & Rheumatology 67:2651–2660
Bcl-3によるTfh細胞分化と関節リウマチ病態の解析
05 / TRACK RECORD
A / AWARDS
F / FUNDING
P / PRESENTATIONS